All region in Japan, Bank of Japan Economy decision is ‘Recovery’
全地域で景気「回復」
さくらリポート 駆け込み需要が支え
日本銀行は1月18日、1月の地域経済報告(さくらリポート)を発表し、全国9地域の景気の現状判断に「回復」の表現を盛り込んだ。
全地域で「回復」と明記したのは2005年4月に公表を開始してから初めて。
消費増税前の駆け込み需要に支えられ、地域経済も景気回復の波が広がりつつあることを映した。
報告は、北海道、北陸、東海、中国、四国の5地域の景気判断を昨年10月の前回報告から上方修正。
「持ち直している」にとどまっていた北陸は「緩やかに回復している」に引き上げた。
日本銀行は地域経済の動向に関して「前向きの循環が各地に広がっており、景気改善度合いがそろってきている」と評価。
内閣府が1月16日に発表した昨年11月の機械受注統計(船舶や電力を除く)が金額ベースで2008年7月以来、5年4ヶ月ぶりの高水準となるなど、今後の鍵を握る企業の設備投資にも明るい兆しが出ている。
政府は1月の月例経済報告で、景気の基調判断を4ヶ月ぶりに上方修正する方針だ。
一方、円安による輸入価格の高騰でガソリンや灯油の価格は6週連続で上昇。
政府、日本銀行は脱デフレを目指すが生活必需品の値上がりが続き、景気回復を実感しにくい状況もある。
報告は、東日本大震災の復興需要がある東北と、輸出が堅調な東海の2地域は「回復している」と判断。
残る6地域は「緩やかに回復している」の表現にそろえた。
個人消費は北海道、北陸、東海など4地域が判断を上方修正。
生産も内需や輸出の持ち直しを背景に、北海道、北陸、関東甲信越、近畿、中国の5地域が「緩やかに増加している」と判断した。
日本銀行の黒田東彦総裁は1月16日の支店長会議で、増税前の駆け込みや反動減の影響を受けるものの「基調的には緩やかな回復を続けていく」との見解を示し、大規模な金融緩和を「必要な時点まで継続する」と強調した。
※さくらリポート
日本銀行が北海道から九州・沖縄まで全国9地域の景気情勢をまとめた「地域経済報告」の通称。
生産や設備投資、雇用、公共投資、個人消費などの状況を地域ごとに分析し、3ヶ月ごとに開く支店長会議の後に発表する。
米連邦準備制度理事会(FRB)の「地区連銀景況報告」をベージュブックと呼ぶのにならって表紙の色から名付けた。
(神奈川新聞、2014年1月17日)
Translated article will be later
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