Yamato City Education chief resigned, power harassment encourage, also obstructing an investigation

Yamato City Education chief resigned, power harassment encourage, also obstructing an investigation

 

神奈川県大和市教育長が辞職　パワハラ助長　調査妨害も

 

部下の女性によるパワーハラスメントを助長し、さらに調査を妨害するなどしたとして懲戒処分が出たことを受け、神奈川県大和市教育委員会の滝沢正教育長（６５）が８月６日、辞職した。

 

大和市教育委員会によると、処分は８月６日付で減給６カ月（１０分の１）。

 

同時に女性の直属の上司である青少年相談室長（５４）を訓告。

 

教育部長（６０）を戒告の上、総務部付き担当部長に異動させた。

 

パワハラ行為を行なったとされる女性は児童、生徒のいじめ相談などに対応する非常勤特別職の４０代のスクールソーシャルワーカーで、８月６日付で解職された。

 

大和市教育委員会の調査によると、滝沢教育長は女性が２０１２年度以降、同僚らに対して、（１）大声を出す（２）無視する（３）資料を打ち付ける－など恒常的にパワハラ行為をしていることを把握しながら、同僚らに「女性の言うことを聞くように」などと指導していた。

 

２０１３年８月には職員ら４人が被害を訴え、調査が始まったが、滝沢教育長は女性への聞き取り調査を止めた。

 

２０１４年６月に女性職員の内部告発で始まった再調査で、計１４人が被害に遭い、このうち３人が退職したことが分かった。

 

また、女性に残業代名目で２０万円、教材費として３０万～４０万円の現金を私的に贈与。

 

２０１３年３月ごろには、当時の教育部長と青少年相談室長＝いずれも退職＝に１０万円ずつ計２０万円を女性に支払わせたという。

 

聞き取り調査で、滝沢教育長は「女性の能力を高く評価していただけで、私的な関係はない。当時はパワハラとは思っていなかったが、いま思えばそうかもしれない」と釈明。

 

女性はパワハラ行為を否定、解職も承服していないという。

 

滝沢教育長は小学校長などを経て、２００９年１０月１日に就任。

 

現在２期目で任期は２０１５年９月３０日までだった。

 

大和市教育委員会の青蔭文雄委員長は「子どものいじめ撲滅に取り組む立場の教育委員会でこんなことが起こり情けないし、申し訳ない」と陳謝した。

 

滝沢教育長は８月６日午後、神奈川新聞社の取材に対し、「何も答えられない」と話した。

 

（神奈川新聞、２０１４年８月７日）