3 major bank, base up since 19 years before

3 major bank, base up since 19 years before

 

大手３銀行　１９年ぶりにベースアップ実施へ

 

三菱東京ＵＦＪ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の大手３銀行が、基本給を０・５％上げるベースアップの実施に向けて最終調整に入ったことが３月１３日、分かった。

 

３銀行の労働組合側が３月２７日にも正式に要求し、経営側は受け入れる方向。

 

実施が決まれば、いずれも１９９５年以来、１９年ぶりになる。

 

政府の賃上げ要請を背景に主要な製造企業がベースアップに踏み切る中、金融界でも追随する動きが広がりそうだ。

 

一時金（ボーナス）は、みずほ銀行と三井住友銀行の労組がそれぞれ５％増、三菱東京ＵＦＪ銀行の労組が１％増を要求する見通し。

 

好業績を理由に３銀行の経営側は満額回答で応じる公算が大きい。

 

リーマン・ショック後、国際業務を展開する大手銀行への自己資本規制が段階的に厳しくなっている。

 

３銀行は資本規制への対応のため、内部留保の積み増しをめざし、人件費の引き上げを回避してきた。

 

今回、３銀行が一斉にベースアップに踏み切ることにより経費の増大は必至で、収益力の向上が経営課題となる。

 

（神奈川新聞、２０１４年３月１４日）